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アピール事業

扶桑町

~つなぐ手と心で咲かす 大輪の花(ひまわり) 扶桑町~

扶桑町は、県の北西部に位置する緑豊かな大地と木曽川の清流に恵まれた人口3万4千人ほどの小さなまちです。地形はおおむね平坦で北に高く、南にやや低く、総面積11.18平方キロメートル、濃尾平野の一部をなしている田園地帯です。「扶桑」という名が示すとおり、以前は養蚕で栄えた桑畑の多い土地柄でした。現在は、木曽川河畔の良質な砂質大地で栽培された守口大根の産地として全国的に知られるようになりました。守口大根は、江戸時代に中国から伝わり、すでに300年以上の歴史を持つ大根で、江戸時代にはお漬物が大名に献上されていたほどの逸品です。直径2~3㎝で、長さは1m20㎝に成長します。長いものは1m80㎝以上になるものもあり、世界的にも珍しい大根です。見た目の珍しさはもちろん、漬物でしか味わうことのできない変わり種で、全国の生産量の約65%が本町でつくられています。収穫された大根は、塩漬けと粕漬けという作業を繰り返し、2年余りで飴色の漬物になります。その香しい風味と歯ごたえは、まさに絶品で、今でも多くの人々に愛され続けています。
また、木曽川の清流に面した大自然を舞台に、河川敷に広がる木曽川扶桑緑地公園は、約10ヘクタールの広大なアメニティスペースで、連日、多くの子ども連れの家族でにぎわっています。この公園には、野球やサッカーなどが楽しめるグラウンド、芝生広場、コンビネーション遊具、全長約2.5キロメートルのサイクリングロード、キャンプ場、散策の森などがあります。特に、サイクリングロードは木曽川の美しい自然を眺めながらの散策に最高です。また、サイクリングロードからは、木曽川の豊かな自然に集まってくる野鳥たちを眺めようと、双眼鏡やカメラを片手に足を運ぶ人も多く、絶好の観光スポットとなっています。


<大自然が広がる木曽川河川敷>

<300年以上の歴史がある守口大根>

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