尾州匠コレクション2013AW

匠ネットワークが製作したオリジナルの素材です。 製作にあたり、メンバー間で予め情報を共有し、素材、カラー、組成、用途等についての議論を重ねました。今回は、原料に「Airy SPUN」、カラーを黒ネイビー系に統一しました。 「Airy SPUN」はソフトな肌触りで、軽くてふくらみを持ち、暖かさを備えたウール素材です。 平成25年10月16日－18日に青山ベルコモンズ10Fで発表します。

エアリーアムンゼン

	製作者（企業名）		渡邉　忠司（渡辺企画）
	混用率	W100%
	目付	265g/㎡	主な用途	スーツ、パンツ、ジャケット
製作意図、特徴
「Airy SPUN」を経・緯に使用した軽くてふっくらしたアムンゼンです。

ウィンターリネンエアリーニット

	製作者（企業名）		川村　康文（川村ニット㈱）
	混用率	Li46% W43% Ap11%
	目付	312g/㎡	主な用途	ジャケット
製作意図、特徴
表にリネン100%トップ糸、裏に膨らみのあるアルパカ糸を使用。一見、麻を感じさせない風合に仕上げ、両面どちらでも着られるニットジャケット素材です。日本で数少ないコーウィーニットで企画しました。

ハニカム、オンブレーチェック

	製作者（企業名）		渥美　充和（アツミテキスタイル工房）
	混用率	W99% Ac1%
	目付	154g/㎡	主な用途	チュニック、ケープ
製作意図、特徴
特殊精紡による優れたバルキー糸を使用。クレープ糸（強撚糸）相当の撚りを加えた、ソフトで軽く、ドレープ性、ストレッチ性に優れた素材。婦人服地のほかストール等にも用途が広がります。

メランジィーチェック

	製作者（企業名）		水谷　透（ル アトリエ トオル）
	混用率	W85% Ap15%
	目付	233g/㎡	主な用途	ジャケット、パンツ
製作意図、特徴
Airy SPUNトップ糸1/30に1/80スーパー100、白と黒を使用。異番手の杢にして、その濃度差でソフトなタータンチェックを表現。嵩高性と柔軟性を重視しタンブラー仕上でまとめました。

ミスマッチ

	製作者（企業名）		足立　聖（㈲カナーレ）
	混用率	W87% N13%
	目付	220g/㎡	主な用途	ジャケット
製作意図、特徴
空気のように、軽くて、あたたかい「Airy SPUN」糸とナイロンフィルムの透明感と冷たさを持ったフィルム糸を交織しチェックにしました。組み合わせの悪さを全面に出しウールの良さをよりアピールしています。

秋の七草すすき

	製作者（企業名）		長谷川　脩（長谷川プランニング）
	混用率	W87% ベビーアルパカ13%
	目付	336g/㎡	主な用途	コート、ジャケットコート
製作意図、特徴
緯糸に「Airy SPUN」という特殊ヤーンを使用。エアリースパンは空気のように軽くて、あたたかく、肌触りもソフトで、秋から冬にかけての目付の付く織物には最適な素材です。

ハード＆ソフト

	製作者（企業名）		川村　康文（川村ニット㈱）
	混用率	W56% Pe30% Ap14%
	目付	360g/㎡	主な用途	ワンピース、コート
製作意図、特徴
エアリーなアルパカ糸を使用した凹凸のあるインターシャジャカード。見た目と違いハードな部分とソフトな部分に差をつけたニットです。

Airy SPUNシャギー

	製作者（企業名）		水谷　仁（水谷プランニング）
	混用率	W95% Ap5%
	目付	180g/㎡	主な用途	コート、ジャケットコートスーツ
製作意図、特徴
「Airy SPUN」はソフトな肌触りで、軽くて膨らみを持ち、温かさを備えた新しい紡績糸です。このAiry SPUN糸を緯糸に織り込んで、シャルム起毛加工をしたコート、スーツ素材です。

※掲載情報は全て平成25年10月時点のものです。