1月15日に第3回合同ミーティングを行いました。今回のミーティングでは、完成したガーメントのプレゼンテーションと2月に行う総合展「THE尾州」での作品発表会についての説明を行いました。
まずは、ファッションショー形式の作品発表会「翔 the SHOW 2015」の説明を行い、演出担当の方からショーでの動きについて説明をしていただきました。その後、一人一人製作したガーメントのプレゼンテーションを行っていきました。
前回の合同ミーティングから約3ヶ月。この日、製作したテキスタイルがガーメントになった姿を初めて見る匠講師。そんな匠講師からは「上手に仕立てたね!完成度が高いね!」という学生の努力を褒める言葉が聞こえてきたり、「こんな風に生地を切り替えて使ったのだね、面白いね!」と学生のアイデアに感心していたりと、様々な感想が聞かれましたが、どの講師も、約10ヶ月かけて完成した作品を嬉しそうな表情で見ている姿が印象的でした。
また、学生からは匠講師とともに時間をかけ完成させたテキスタイルを、大事に使いたい!生地を無駄にしないようにしたい!という思いから「あまりハサミを入れたくなくてアイロンでくせ付けをすることでダーツを入れずに仕立てた。」「生地の裏側がキレイで、あえて裏側が見えるように使った。」「ほつれにくい生地の特性を利用して、端処理をせずにわざと切りっぱなしにしにして使った。」といった仕立ての方法を工夫したという声が多く聞かれました
このような思いやアイデアが生まれるのは、匠講師の指導のもと一からテキスタイルを製作し、製作工程を見学することで、どのように生地が作られ、そこにどれだけ人の手がかかっているのかを実際に目にし、一つの生地がどれだけ価値のあるものであるかを感じたからだと思います。翔工房に参加し、匠講師をはじめとした尾州の職人の技を見て感じたこと、そして、そこから得た知識や経験を今後に生かしていってもらえたらいいなと思います。
プレゼンテーション後には、「作品提出期限まで、もう少し改善したい!!」と話してくれる学生が多くいました。総合展まであと1ヶ月、学生にはそれぞれ自分の納得のいく作品を完成させてほしいなと思います。翔工房作品は常設展示も行います。学生それぞれの努力の成果をより近くでたくさんの方に見ていただけたらいいなと思います。
翔工房作品発表会「翔 the SHOW 2015」は、2月25日(木)午後2時より一宮市総合体育館いちい信金アリーナBにて開催します。ぜひお越し下さい。